仁光園からのお知らせや会社のことなど発信しています。
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生業としての畜産
見ていただいて有難うございます、仁光園代表の島です。
久しぶりの更新になり、すみません。
以下、重い話題になりますが皆様にお伝えしたく発信させて頂きます。
昨日12月23日は、2013年同日に弊社小矢部農場にて成鶏舎1棟が全焼し親鳥9,000羽がなくなった日でした。
原因は自動給餌機の電源を取っているコンセントのトラッキング現象でした。
お陰様で翌年の6月に鶏舎は再建できましたが、携わった我々には大きなショックでした。
しかしながら3年経つことでその痛みも薄らぎ過去のこととなってしまっていたと感じ、ご縁のある御住職様に来ていただき囁やかながら改めて供養の場を持ちました。
読経が終わって御住職からお話があり、その中で人が生きていくためには多くの命を頂かなくてはならないこと、すべての命はつながっていることとありました。そのお話から人として生まれた私たちは人としてより良く、頂いた命に恥ずかしくないよう生きる義務があると感じました。
日本で生活する私たちは本当に豊かな食生活を過ごすことが出来ています。それはそれに携わる生産する人・流通させる人・販売する人またそれらを助ける人の力があるのですが、その大元は卵で言えば鶏たちです。
毎日卵を生んでくれて最後は親鳥として出荷される鶏たちのおかげで弊社は成り立たせて頂いています。
日々の仕事に追われてそれが当たり前になり感謝の心を忘れたとき、生業(なりわい)として続けていくことは出来ないと考えています。
これからもずっと「安全安心美味しいたまご」を皆様にお届けすることが出来ますよう、従業員皆で頑張ってまいります。